2018/05/15

平成30年5月15日(火) 『土』

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本日は、松山市内の土塀修復工事の現場へ行ってきました。










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昔ながらの土で固められた土塀も軒が短いために長い年月、雨水にさらされ続けたため劣化し、傾き、それでも過去何度も修復されながらもそのひび割れ、剥離した部分に水が溜まり込み、脆くなっていました。









放ってけば、より崩れていくこともあり、またこちらの重厚感のある土塀はお施主様の思い入れのある大切な住まいの一部。









そのようなこともあり、一度、表面を剥がしての中身を確認するものの、以前、修復された左官職人さんの苦労が手に取るように分かるほど下地の劣化には驚かされました。












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特に土や木といった自然素材を壁や床に使った場合は、外部では雨から守るための屋根が重要なのですが、足元が傾いたり、屋根が壊れることによって脆くなり、その役割を果たせなくなることが多々あります。









それでも、定期的に管理・点検し、不具合においては早期発見、早期対策を行うことでより長く、愛着持てるその輝かしい姿を保っていけることとなるのかもしれません。









さて、不具合と言えば。









3年前の秋に私の住まいの周辺で飛び始めていたたくさんの蜂たち。








どこに巣があるのかと、ふと自邸の二階の矢切部の換気口の箇所を見上げるとたくさんの蜂たちが出入りを行っています。









そのようなこともあり、最初は二階押入上にある天袋天井部の450mm角の小さな天井点検口から覗きこみ、殺虫剤を撒いてどうにかしようとしていましたが、蜂たちは動じることも無く、しぶとく居座っていました。









ということもあり、仕方なく、天袋の天井の一部に大きく穴を開け、格闘することに。










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その結果。











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大きな蜂の巣を駆除することが出来ました、・・・が、我が住まいが蜂の巣化しようとしていると感じたことで迫りくる恐怖により、必死となって天袋の天井を破ってしまい、さて、どうしようと焦った始末。











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ちなみに、天井裏はなかなか広々とした寝そべれることが出来るほどの開放的な空間。












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また、2年前の春に蜂が入って来ないように矢切の換気口には金網を張ってはみたのですが、おそらく屋根裏へ何度も入ることもあるかもしれないということで、休日を使いながら DIY にて天井裏の補強工事と破ってしまった天袋の天井とついでに床、壁の張替工事を行うことにしました。












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ただ、30年を越える我が家の押入れに使われていた年月を重ねたベニヤは見た目は綺麗だったものの、湿気を含み接着剤が切れてしまってか、パサパサになってしまっている状態。








そして、時間も限られ、とりあえずは天袋のベニヤを剥がし、下地には元々、使われていた材や建築現場から出た端材をかき集めながらも、仕上げ面には杉の羽目板を張っていくことに。












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更に、天袋の工事ということで、高所、かつ、狭く大変でしたが、天井を垂木に板を打ち付け勾配とし、また点検口は壁面へと幅1500mmとし、人が出入りのし易いように。











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そして、とうとう天袋が完成、・・・と思ったものの、その下にある押入れのベニヤで出来ている壁と床が目に入り・・・。











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そのようなこともあり、解体開始。











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また、元々の中段棚が高すぎたため使い難かったこともあり、低めとすることとしました。











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しかし、面白く感じることは、“土”というものは、本日の土塀でもそうなのですが土壁におきましても、長年の月日を重ねながらも何故か不思議とその姿をしっかりと保ち続けてくれています。









室内にある土壁におきましては夏には冷んやりと、また厚い壁が調湿作用を全開、そして、冬には暖気を貯えてくれるわけですから、外にある土塀を含め、昔の人たちの“知恵”が詰まっているように感じさせられます。











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そして、土壁を覆うように杉の羽目板を差し付け張り合わせていき、また中段棚におきましては、350mm高さの収納ボックスが入るように設定しました。











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そして遂に、先日のゴールデンウィーク休日、2年越しの DIY も一応は完成となりました。












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しかし、3年前の予想もしなかった蜂の巣事件から幕を開け、休日を利用しながらの長期の DIY となってしまいましたが、予想もしない出来事は日々の暮らしと住まいからは当然に起こることもあるわけなのですから、どのお住まいにおきましても定期的な管理や点検が必要と言えるのかもしれません。








さて、DIY にて押入れ工事が終わって、続いては大工さんにお願いし、こちらの部屋の床だけ張り替えることとしたのですが、自然素材の空間が広がっていくことでまた格別な“喜び”が生まれてくるのかもしれません。















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